参考情報

研究会作成

【オンライン診療動画】

獣医領域における、
2024年2月7日現在に可能なオンライン診療の内容を、

その具体的な流れをイメージしていただくために

作成した動画になります。 

(約12分の診療を5分程度に編集しております。)

以下の先生方におススメです。

 
・日常の診療にどのようにオンライン診療を取り入れようか検討中の先生 

・オンライン診療でどこまでできるのかを知りたい先生

概要
・皮膚科領域
・再診
・流れ
 1.画像による事前把握
 2.飼い主様からの直接の問診
 3.現状評価
 4.治療方針の決定と提案
 5.次回予定設定
 6.処方・会計
 7.クロージング

協力:四季の森どうぶつクリニック
制作:日本獣医オンライン診療研究会 

国内情報

2022年7月1日、公益社団法人日本獣医師会より、
「愛玩動物における遠隔診療の適切な実施に関する指針」が発行されました


本指針の作成に当研究会も協力をさせていただきました。

獣医師法や現在までに農林水産省等より発出されている通知等の関係法規等を根拠に、初診でのオンライン診療の運用指針の記載もされており、この指針によって獣医師としてより安心して適正なオンライン診療の提供がしやすくなることを期待しております。

これでガイドライン作成は終わりではなく、
ここからがスタート地点と考え、これを基に多くの先生方が少しずつオンライン診療の活用について検討し、実施することで、課題や追加・修正点が見つかり、よりよい指針に改訂されていくことを期待しつつ、ヒト医療と同様に、早く国としての正式な見解やガイドラインの発表がされることを願っております。

当研究会としても引き続き事例や情報の収集、共有に努めてまいります。

内容の参考はこちらをご確認ください。

原本はこちら

・2021年12月 農林水産省から、

 「家畜における遠隔診療の積極的な活用について」という

農林水産省消費・安全局長通知が発出されました。 

その中には、「初診から遠隔診療が可能」であることの

明示がされております。

・2021年6月18日に閣議決定された規制改革実施計画にて、「魚病対策に関する遠隔診療と同様に、家畜の遠隔診療を初診から行うことができることを明確化するべきである。」とのことが記載され、その措置時期を令和3年とされました。

・2021年3月 農林水産省から、迅速かつ適正な遠隔診療の積極的な活用を促す「魚病の予防及びまん延防止における遠隔診療の積極的な活用について」(局長通知)と「魚病対策の的確な実施に向けた取組等について」(局長通知)が発出されました。その中には、「初診から遠隔診療が可能」であることの明示がされております。

・2020年4月14日 公益社団法人 日本獣医師会がオンライン診療に関しての事務連絡を発出しております。 

海外情報

・AVMA(米国獣医師会)、AAHA(米国動物病院協会)の

    オンライン診療に対する見解の参考資料(2018年時点)


  2018年、AVMAとAAHAの共同で動物病院向けの「The Real-Life Rewards of Virtual Care」という小冊子が作成されました。動物病院が、遠隔医療に対応したオンライン診療を行うためのガイドブックになっています。
  内容の大半はAVMAのTelehealth Resource Center(獣医師とそのチームに有用な情報を提供する目的で設立された)によるものです。 AVMAのWebサイト(avma.org/telehealth)をご参照ください。 

・RCVS(イギリス王立獣医協会)のオンライン診療に対する

    見解の参考資料(2018年時点)


  イギリス王立獣医協会(RCVS)は、獣医臨床診療における遠隔医療(telemedicine)の使用に関する、獣医、動物看護師、動物の飼い主、およびステークホルダーの意見を集めるために2017年の2月13日から3月24日の期間に協議を開催しました。

この協議では、遠隔医療に潜むリスクや、臨床医および公共の両方のニーズへの対処に役立つ可能性のある遠隔医療の在り方を特定し、遠隔医療に関する新たな専門的基準とガイダンス策定をサポートすることを目指しました。
その後、2018年3月、RCVS review of the use of telemedicine within veterinary practiceを発表しました。

論文情報

・獣医師のテレヘルスに関する知識と使用状況の調査


  2019年のアメリカにおける、獣医師のテレヘルスに対する意識調査の論文です。
日本ではまだ、ペットのオンライン診療に関しての議論が本格化しておりませんが、今後同じような意識調査が必要だと考えております。海外の事例を参考に、わが国ではどのような形が望ましいのか考える手助けになると思っております。